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長編小説

日歿堂霊怪日録 

超霊感体質の新社会人が就職したのは“いわくつき”専門の遺品整理屋。

しかしその裏の顔は故人専門の何でも屋だった!

「君には死者を救う素質がある」

 失意に沈む大学生・彼岸坂哉汰は、卒業を目前に自ら命を断とうとしていた。
 彼の“超”霊感体質に目を付けた女性実業家・御堂東雲は、彼女が経営する有限会社「日歿堂」に哉汰を引きずり込む。
 しかし日歿堂の仕事はトラブルと事件の連続で――――

この世ならざるもの全てを視る苦労人の青年と、この世ならざる者をその身に宿した絶世の美女。二人の出会いを境に、青年の更なる苦悩と苦労の日々が幕を開く。   

依頼人は死者ばかり!?
 笑いあり涙あり、時々シリアス、事件、サスペンス。幽霊、時々人外、神様だって登場。
何でもありのオカルト×お仕事×青春模様。

※2019年1月、宝島社文庫より書籍化します。​

●エブリスタ版:http://estar.jp/_novel_view?w=24742138

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虐殺妃と思慮の姫

 

峻厳な山陵に周囲を囲まれた極北の小国、シェルツワイズ皇国。

四季のほとんどが雪に包まれた白銀の皇国に、かつて虐殺妃と謳われた女帝がいた。
その名を、フランチェスカ。
腐敗を憎み、罪を許さず、自他共に厳格であり続ける王妃の政治は、いつしか道を外し、暴走を始める。

Mortem omnibus peccato.――――全ての罪に、死を

女王の領地で罪を犯した者は、その量刑に関わらず皆、例外なく処刑されるという極刑法「メメント・モリ」。
そのあまりの苛烈な治世に、公国には暗雲が立ち込める。
王政を、王妃を呪う潮流の中で、ただ一人、最後の光と望まれたのが先の王の娘・クレアラータ。
静謐、温厚、思慮深く「深慮の姫君」と謳われた
王女と。
厳格にして苛烈、冷徹な「虐殺妃」と称された女王と。

虐殺妃が愛した娘は、愛する母の独裁を止めるべく「審判の魔女」を求めて城を、図書館を出る。

​●エブリスタ http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=22816721

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